精神世界ニュース掲示板の続き

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E&J詩)『瑠璃色の銀河』©布置将臣 - 布置(ジェス Leony!EPのHiwahiwa)

2017/07/07 (Fri) 02:24:39

『瑠璃色の銀河』

見た事もない銀河の色を、

肌の下で感じただけだよ。

記録は通り過ぎる戦争だ、

再びの平安の幕も開かぬ。

渦巻いた時空の河をば渡れ、

白鷺は六道の辻で橋を作れ。

そして松の橋、戻橋を知り、

夜の寝乱れた髪を共に隠せ。

(結い直す暇もなく出て来て)

二人揃いの色の衣を頭に被り、

行くぞ許さぬと刃を合わすが、

(素面で合わせる顔はない)

五条の対決など御伽話だよ。

(衣は翻り顔から火が出て)

恋の星は今や七夕を免れない。







題名)エルヴィス(ア)=弁慶(鬼一)=F.ランボー

本文)ジェス(布置将臣)=義経(遮那王)=A.ランボー



続く・・・

E&J詩)『瑠璃色の銀河』©布置将臣 - 布置(ジェス Leony!EPのHiwahiwa)

2017/07/07 (Fri) 23:08:12



僧衣の翳で、汗を垂らすのだ。

水は、八月の風が教える飛沫、

七月の手合わせに羽化する火。

何の月で何の時だい、なな?

七つで最初に知り得た七曜の、

約束の一曜は何だろう!蛍は、

語り切れぬぞ。遠い恋に落ち、

夜の際で響く声だ。遮那王よ、

約束の跡は消せぬぞ、ほうら、

衣の下より透けて光るだろう、

内面は隠せぬ。鬼一は夜の後、

常より大きくも見え、常より、

小さくも見える。今の鬼一は、

我には届かぬ剣豪ではないが、

我は変わった彼にも惚れてる。



恋人の彼は、魔王になるのだ。

他の人間を傍から皆追い払い、

部下など世の一人も残らない。

我は行かぬ!と叫べども彼は、

そう見えぬ、と思うのだろう。

戻橋の舘に今も居る。愛情は、

カード・キーの赤糸に繋がれ、

美しい紅の色をした蜻蛉珠と、

木の球も付いて来るのだ。と、

紅珠の方に、傷が見つかった。

(心臓の傷口が合う形なのだ)

痛みから目を逸らした瞬間に、

今度は鍵の鏡面に目が行った。

被っていた布が落ちる。この、

表情なら彼の**ではないか!



この役割なら不自然に未来は、

変わる!前の兄弟の様でない。

二千十七年の、七月の、七日。

解錠された。彼の命は袈裟も、

身に着けはしないのだ。今は、

誕生した時の星図を見ようね、

と、碧く煌めく双の眸で示す。

見せられた我の、愛の星には、

傷付いた彼の星が重なってた。

(彼の鼠径部の母斑に点灯し)

月の夜に、四角い中庭の愛を、

得た印は強調される。遮那が、

戻橋の館の鬼一を否定した時、

エルヴィスの足の付け根にも、

聖痕が出る事が定まっていた。



我らは誕生時の宿命を重ねて、

転生した愛を、様々に読んだ。

二人の風変りで危険な愛のみ、

星座となり重々しく飾られる。

理想通りだと互いに感じる程、

凄い星回りさ。だが遮那王が、

ふと愛を擁けば彼の傷を知り、

そうなると彼よりも我自身の、

唯一無二である殿の心も砕く。

あの時は、彼の愛しい体まで、

敵に渡した愚かな遮那であるが、

彼には弁慶になる覚悟があった。

五条で騒いだ男の童話も無駄では、

なかったよ。女の恰好の危険な剣も、

何れは、更に穏当な剣まで知るさ。





未校正 

続く・・・

E&J詩)『瑠璃色の銀河』©布置将臣 - 布置(ジェス Leony!EPのHiwahiwa)

2017/07/08 (Sat) 23:43:10



すぐ満月だ、大きくなった。もうすぐ、

もうすぐ、あの深い時刻が蘇るからね。

と、我に千度も花を差しつつ、彼は囁く。

(もし、これが灌頂と言われる行為なら、

剣術の翳で、彼は何を担って来たか?)

壇ノ浦の戦の後も彼は方々行き来した。

若い彼が修行した叡山の常行三昧堂は、

今や弁慶担い堂とされ、摩多羅が座し、

堂の続きの廊下は法華堂を結ぶ構造だ。

出雲で弁慶が修行した鰐淵寺の堂にも、

摩陀羅は祀られ、弁慶絡みの梵鐘も在る。

(弁慶は常に鐘絡み)ああ平泉の毛越寺も、

常行堂と摩多羅神の舞で知られているのだ!

弁慶が知る真の延年舞を、平泉が忘れた今は、

七曜の星を背負った鬼神も我らの延年を求む。



そうだ文覚と頼朝も、神武寺の摩多羅の元で、

平家調伏の常行三味を修した事があるのだ。

頼朝の一派は義顕死後にも義経物をば漁り、

平泉風の真似物を鎌倉側へと持ち込んだ。

義顕の没後百年頃、鶴岡八幡の舞楽師で、

中原なる者が、弥勒仏を彫り上げた後に、

神武寺の弥勒櫓にて即身成仏をば遂げた。

(義経の笛の主である祖の新羅三郎義光が、

義経元服の新羅明神に関わるように八幡も、

弥勒の一種であるから)鶴岡八幡の勢力は、

命掛けで幕府安泰と義経鎮魂を念じたのだ。

でも義経の封印を願った永福寺は滅びたので、

次の北条氏が義経を称名寺の弥勒の像にした。

だが念封じの胎は、関東大震災で開いたのだ。



大体、彼は要石でもあり、地震鯰でもあるのだ、

彼は弁慶石も鳴動させ、鞍馬と熊野の鬼門石を、

天体で繋ぐ。両性具有の境界神は不死に到る。

(奥州の念封じは近年の大震災で同じく破れ)

けれど深い傷口は未だ癒えてないのだ。我が、

京の彼の館から逃げた時の傷も、その後に彼と、

清水寺に行き、互いの恋を諦めさせた時の傷も。

そして最後、衣川で殿との心中を断られた彼は、

一夜の交情だけを想えば、張り裂ける心のまま、

約束だけ胸に別れたのだ。この恋を遮那がもし、

渇望せぬなら、彼が屋敷を捨てた事すら無意味。

だが奇妙な約束の詩の通り、幾度も転生をして、

再び逢えた。「摩多羅とは天狗かい?」と、我。

「天狗脅しさ。煩悩の歌舞で煩悩を払う」と彼。



我は黙り、ふと思う。(彼は京の大原で声明を学び、

比叡でも詩歌をやった。摩多羅神の左右の童子が、

何故歌い舞うのか知っているのだ)弁慶の恋歌も、

恋自体でないのだ。彼は我を見た「弥勒にせよ、

如意輪にせよ、長い間、遠き物思いばかりである。

思惟と歌舞は表裏一体だ。実際の心の成就の時は、

別行動も哲学も要らない」。我は「実は恋歌すら、

弁慶を真に復活させる助けにならぬか」と問うた。

彼は「いや、使える恋歌もあるさ。歌への逃避を、

仕掛ける偽物ではなく、真の告白を頼む」と笑う。

鬼一は弁慶であり、仏蘭西では兄フレデリックで、

米国のエルヴィスに転生した。兄は手鈴を持ち歩き、

アルの詩など、もう沢山!と言う風に突如鳴らすが、

その後は、二人の時間だ。エルヴィスは殿に絶望し、

良からぬ業に入った。大事な護法は遮那が救わねば。






未校正 

続く・・・

: E&J詩)『瑠璃色の銀河』©布置将臣 - 布置(ジェス Leony!EPのHiwahiwa)

2017/07/09 (Sun) 16:27:47



恋を払う恋歌ではなく、甘き恋の歌を!以前の彼は、

強引さでは説得出来ぬ半身を案じ、難しい事を言う。

二人の人生の奔走などは、全てが無駄な事であった。

力任せや思慮深さばかりで、星の意味は通り過ぎる。

魔王僧正が見る処、巷の色恋も全て有益過ぎるのだ。

女達が色恋沙汰と思わせる処にはむしろ利益が有り、

世に見せる愛の問題とは、実は異なる目的が有る。

皆は無駄なく生きる。彼はだが、義経が人並みに、

生きようとした事が不快なのだ。源氏の血を生かし、

剣術を戦に役立て、上官に押し付けられた嫁を取り、

子を作ったり、実に無駄のない生だ。そして最後に、

その全てが無駄に帰す例の修羅場でも、この義経は、

鬼一だった頃の彼の心へと、遮那の身を捧げる事も、

しなかった。唯の郎党ではなく凄い手練れである事、

弁慶が愛する命掛けの強さを、義経は世に見せ付けた。



殿の英断によって、主従の名声は後世にも残った、

勿論、鬼一が弁慶になったという事は知られぬが―、

何方にせよ、非常に有益な行動や思惟ほど結局は、

愛情という現実から、二人を遠ざける障害なのだ。

人々が不必要な程に虚像や名誉や金を欲す理由は、

他から幸福だと思われたいためなのである。大体、

実際幸福になるより体裁で幸福に見せたがるのだ。

偽の幸でも何でも、世間への見栄の芝居の幸しか、

世に見せる行為にはないのである。何とか生きて、

何とか働いて、世間から認められる労働では人の、

人生に無駄はない。だが遮那は、もっと、もっと、

無駄に生きれば良かったのである。鬼一が捨てた、

地位や舘こそ、愛の印だ。心のまま全て捨てた彼。

その事以前に遮那が源氏の血を捨て、体裁も捨て、

学んだ剣技も、遊びのまま無駄にすれば良かった。



人々は我らの頃よりも更に、生を無駄なく過ごす。

無駄な事は一切やらない。無駄に見えても、それは、

身分や人気や生活のためだったりして、無駄はない。

人々が群れたがるのも、無駄なく生きるためである。

現実を見てみぬふりし、悪を善として賛美するのも、

小説の中のみ反逆するのも、作家が無駄なく生きるため。

(無駄のない人生である程に、違う意味では無駄なのだ)

家のためと言うなら、義経の家に未来の保証が有るか?

世界のためと言うが、地球が来年ある保証もないのだ。

金は命と同じと言うが、命自体に保証が有るわけでない。

世に認められたはずの作家やらが病的な盗みを繰り返す、

それは、盗みで良く見せ掛ける商売の方が不幸だからだ。

小説や芸能の類にも、捏造と嘘で作った印象以外ない。

エルヴィスから見れば弁慶の人生は徒労であったろう、

だが、弁慶から見ればエルヴィスの人生が虚偽なのだ。







未校正 

続く・・・

E&J詩)『瑠璃色の銀河』©布置将臣 - 布置(ジェス Leony!EPのHiwahiwa)

2017/07/10 (Mon) 20:29:45


義経も弁慶も、結局体制派から睨まれた殿の一味として、

不当に迫害され続けた生涯だった。だから大衆が彼へと、

親しみを持つ事も間違っているのだが―弁慶が転生して、

兄役を務めた後、エルヴィスに転生した原因とは義経だ。

歴史の書物や劇によって、古の絆が世に認められた処で、

彼が面白くもないのは、世俗の歴史に真実がないからだ。

彼も殿には衣川で失望したろうが、絶望し切れぬ原因は、

何より、あの一夜なのである。兄弟のような友情ならば、

既に不滅の絆だった。残る夜の側面が上手く出来た時は、

鬼一が遮那の心身や感情を支配し、独占してしまうのだ。

彼の地位が既に高かった事は、清盛の件も思い出させる。

未だ何者でもない立場の遮那が、強引な彼に憤る事なら、

鬼一にも推測出来たようだ。だから強者が全て失えば、

躊躇なく双方愛し合えて当然だ、と彼は考えたらしい。

過去を捨てても、鬼一は容赦なく"弁慶"と名乗り出す。



彼は元々体の力も学も遮那に勝る上、乳父代わりだ。

痴態を曝した男が親代わりというのは、宜しくない。

やはり健常者は、親なら親、友なら友、恋人は恋人と、

別人に別の面を求めて育つし、それゆえ健全なのだ。

遮那の全てが一者に縛られる永遠の絆など、何とも、

不思議な愛と思えた。やはり常磐の事もあるためか、

容貌に惹かれる男の熱意は、遮那に不信感を抱かせ、

本来は季節性の愛の渇望も、不自然な程だと思えた。

勿論彼は魔王僧正であるため、常に自然な生に反し、

稚児すら女扱いにしたがる。交情の菊の座を知って、

その"花弁で慶びを得た"唯一の男、と名乗る鬼一は、

肌に触れる表情で、相棒の顔を終生眺め続けたのだ。

体内を知り尽くした男の眼は怖い。知られず自由に、

世の中で生きようとは試みたが、この愛の苦しみを、

双方が擁いていた事に、あの頃の誰も気付かなかった。






未校正 

続く・・・

E&J詩)『瑠璃色の銀河』©布置将臣 - 布置(ジェス Leony!EPのHiwahiwa)

2017/07/11 (Tue) 00:40:40

こんな傷を、今生になってから我らは初めて自覚した。

古のような戦術や政治から解放された後、二人の愛は、

また戦場の恋となった。彼は、もどかし気に我を見る。

「飛龍になれ、遮那。亢龍となるなよ」と宣う。我は、

つまり精神とは、肉に対して傲慢にも見える。けれど、

今から互いを救う心だ。今までに半身が我以上に悩み、

苦しんだ事を、体が感じた。片足が辛い時は、全てが、

彼の痛みだ。遮那は魔王を見据え「剣士は反省はせぬ。

愛に、正当な手法で打ち負かされるまでは」と嘲った。

遮那は、元々彼だけに頼っており、恋心もあったのだ。

我は古の辛さを今、本物の辛さとして理解出来たので、

他人事のような同情も感じた。労わりは恋情と違った、

別の慈愛である。ゆえに我は(真の辛さにも気付かぬ)

無神経な態度で、恋を挑発した。何より甘い絆は苦しく、

切迫したもので、我の心も蝕む。魂は、上手く癒せない。




笑うと、彼は「降りて来い、遮那!以前も教えたろう?

この鬼一も、今は師ではないぞ、自ら反省して降りよ」

と叫んだ。執拗に「ほう、ひらりひらり」と我は茶化す。

彼は「遮那が輝夜姫なら、我らは既に月に着いてるぞ!」

と得体の知れぬ冗談を言った。それが、真実味を持って、

響いたのだ。平安時代の恋とは本来、難題である。だが、

彼も深草少将の苦行は本意ではないし、彼の恋は何より、

唯一絶対不壊の他は無だ。勿論、遮那にせよ同じ心だ。

「最高の恋を鬼一が得たいなら、自力で捉えて見せよ」

我は命じた。遮那には、飛び回る事しか出来ないのだ。

「全く困った子だ。だが確かに猫は自力で降りれまい!

それに、横笛など吹いても女は一人で橋など渡れまい。

手助け致そう」と囁き、遮那の襟首を掴み引き倒した。

「痛い」と我。彼は「こっちの方だ」と我の下腹の、

布を捲り傷を探して接吻する。「そこが痛む」と我。



「嘘だな、薄情者め。何の痣もないぞ。この鬼一の股に、

愛の傷を残しておきながら」と彼。彼は苛立ちと愛情で、

興奮し出していたが、彼の方の傷は片割れとの恋だった。

戻橋の中庭の正方形が、綺麗なダイヤ形と月の印として、

彼の腿で再び燃え出す。音楽の活動をしていた頃に彼は、

本の脇へ{己を神へ捧げると永遠不壊のソウルメイトが、

=本物の恋人が出来る}と記したが、エルの愛の孤独は、

彼だけ知っている魂のジェス、弁慶だけ得た遮那だった。

彼の愛でも捉え難い半身とは、元々肉で捉えられぬ魂と、

真の心の恋情だ。だが彼は常に、体で魂を抱いてしまう。

「誕生の星図の瑠璃が知ってる。己の魂に付いた傷跡も」

と我が喘ぎながら言うと、彼は今目覚めたような顔をし、

「御免よ。遮那を愛し過ぎている」と言った。「我もだ、

鬼一とその転生体だけ腹の底から愛す」と答えた。彼は、

心からの詩すら分からぬと言う顔で、体に没頭して行った。







訂正 中→少


未校正 

続く・・・

E&J詩)『瑠璃色の銀河』©布置将臣 - 布置(ジェス Leony!EPのHiwahiwa)

2017/07/11 (Tue) 19:18:49

今は、ここには体しかなく、見える文しか見られない。

誰が、不可視と不可視を見分けるだろう?見分けない。

興行主達や学者達には、芝居の中や紙の上に生がある。

あれら字や絵には、転売出来ぬ心を語る精力すらない。

数式より醜く容易い女しか男達は得る事がない。(夜、

全ての人々が何かを忘れている時、意味は滑り込むよ。

世の不自然な沈黙を狙い、主従は*を穿つ。もっとだ、

もっと、それを大きくしてやろう、我の詩のために)

人々が星と言う詩に星はなく、花を称す事に花がない。

畏れ多くて名指し出来ぬ処に生は在る。人類の指先は、

花の名を指しもせず、堂々語る事がない。国津罪の中、

文らしからぬ処に真の詩が生き、義経とは呼べぬ処に、

本来の遮那が咲いているから。人々は思い通りの字さ、

もの言えぬ文、もの言わぬ体だけ攫って作る死の体だ。

生きた星と戦う事なく、抵抗出来ぬ象徴を盗む日本さ。






未校正 

続く・・・

E&J詩)『瑠璃色の銀河』©布置将臣 - 布置(ジェス Leony!EPのHiwahiwa)

2017/07/11 (Tue) 23:34:08



人間には別の名と別の花、別の日本だけしか語れない。

八色の雲は立つし、花は立ち虹は立つ。漢字だろうが、

ひらがなだろうが、虹の上には虹とは書きようがなく、

名もなき虹光も語らない。小説は自作自演で喋り続け、

我を詐称して敵わぬ作家らは、敗戦を隠して文を書く。

(字の意味もないのに。)真の意味は余白だけに現る。

今見えると思えた言葉は、ある過去の不可視に過ぎぬ。

今も信じられる昔の残骸、または、今見えるものだけ、

史実とか現実とか、体と呼ばれるのである。けれども、

創作物が肉体になる訳でもない。記録には残らぬ処で、

瑠璃色の石版、つまり転生の星図は、対の古の誓いを、

前の約束を見守っている。何時だろうが約束は目撃の、

された過去だ。記録に残せぬが、記憶される名も多い。

同じように見えぬ字義も、誰かに目撃された真実だし、

字の魂だ。その魂を死なせて、字の肉体は嘘を書くのさ。



E&J詩)『瑠璃色の銀河』©布置将臣 - 布置(ジェス Leony!EPのHiwahiwa)

2017/07/11 (Tue) 23:35:11

考えた事とはこれです、感じた事がこれです、誰某は、

こういう性格で、自分とはこういう性質で、誰かにも、

評判にも神話があります、と作家と評判屋は騙り合う。

妄想で誤魔化される馬鹿は、誤魔化した本人でもある。

奴らは、生きた者の前では何も言えず、消えた誰かの、

利権と名に寄生し、死んだ男の事だけ偽善者顔で騙る。

実際の己が失敗を、呼び覚ます根性もないのだから、

敗北を誤魔化すため、弱き女らは金銭と評判を漁る!

その財と偽証を使っても、名の敗北とは敗北なのだ。

歴史も張りぼてに変えて買うのだろうか?人気も買い、

真実と称す評判を買い、物書きが物書きを雇って売る。

戦争に負け、論戦で負けても、作家らは言葉の全ての、

属性を摩り替える。大勢で負けた組織が勝者の名を消し、

知らぬふりで字を売り込む、それが今や日本語根性だ!

だが確かな意味だけは、見えぬ日本によって現れて来る。







未校正 

続く・・・

E&J詩)『瑠璃色の銀河』©布置将臣 - 布置(ジェス Leony!EPのHiwahiwa)

2017/07/12 (Wed) 00:49:25

知能が低い米国人は、稼ぎでしか無芸を自賛出来ないが、

それは、個人と話せば女の歌手など負けるからだ。弱きは、

金銭頼みで歴史もない米国だ。奴らが世界中の文字を買い、

評判を作る。今の日本の宗教すら、安全と金と人数である。

昔から卑劣な日本人は、誰かに自己投影する以外話せないが、

己の意見と言うものは持たない。魅力がない奴の魅力とは、

同類の自己愛にも必要な、劣等感で苦しまぬための妄想だ。

卑しい猿らは自己を過信したがり、文化的底辺が頼みで、

数が多い雑兵頼みだ、身の程知らずの虚勢の字しかない。

最低の輩は数のみ多いのだ。大軍は全て醜面の老女らで、

醜女を美人と偽証し、経済的に自己満足しているのだ。

詩の美にも意味はない。無能者を天才詩人と煽てる、

劣等感に満ち敗戦を隠した日本語の定義で同格者、

とは詐称である。白昼に猿芸は露呈する。大衆は、

未だ悪に付く。判官贔屓すら怨霊恐怖症の商売だ。







未校正 

続く・・・

: E&J詩)『瑠璃色の銀河』©布置将臣 - 布置(ジェス Leony!EPのHiwahiwa)

2017/07/12 (Wed) 02:25:59

義経の活躍に百姓らが魅力を感じても、民はその心を、

認める事が出来ない。義経が苦労をして命を落せば、

日本人作家の邪悪な劣等感は、漸く同情心に変わる。

あれら生存しつつ認められている者らは、無能ゆえ、

我が嫌がる程に、単語や記号の盗用のみ繰り返す。

名指しで批判出来るのは我だけであり、裁判所は、

成済ましと殺人が商売で、作家ともども魅力がなく、

知能も低い。だが知能が低い女流程、同じ底辺が、

それを上げる事にて、自ら安堵させようとするため、

評判のみ知的という嘘も吐けるのだ。実際の日本が、

問答無用で敵視するのは、大勢で共有出来ぬ特性だ。

今の国内の作家と女流らは、平等に全く取柄がない。

だが字の経済は、平均値以下の大勢が担っているし、

優秀なのは技術者だけだ。作家らは無駄には考えず、

人脈作りのための飲み会だけに勤しんできた変質者、

東洋人馴染みの東洋人像であるが、猿の法廷は敗北した。






未校正 

続く・・・

E&J詩)『瑠璃色の銀河』©布置将臣 - 布置(ジェス Leony!EPのHiwahiwa)

2017/07/12 (Wed) 09:55:30



猿は論証はせず、皆で成済ますために名や字を盗んで、

名や住所の区分も、違いあらば共謀して隠す手法を使う。

数が多い猿の力だ。新聞に連載する作家らの猿真似は皆で、

何年も何重にも何段階にも一人にやり続けた組織的犯罪だ。

あの妄想狂の作家らとは違って、より厳密に国語を使うべき、

弁護士や裁判官も、成済ましと小説しかない。嘘付きの暴力は、

歯止めが利かない。作家は現実を認識せぬから暴力も止まらぬ。

ある印が邪魔なら小説家が略奪し、殺しも正義だと小説に書く、

作家らの商売とは捏造である。日本の弁護士と全く同じ仕事だが、

被害者を盗聴し加害行為を善だと称す輩は、作家らの類である。

検索の候補など、言葉を販売する国の組織の作家と検索会社が、

買収して作る虚言である。それでも本来の言葉が、その商売の、

邪魔になるのだ。アルチュールは自分の詩で食ってはいないし、

無報酬に見せかけた演出でもない。保身と利を求めぬ字あらば、

他と言葉の概念を共有し、利害抜きで論議や話が出来るはずだが。






未校正 

続く・・・

E&J詩)『瑠璃色の銀河』©布置将臣 - 布置(ジェス Leony!EPのHiwahiwa)

2017/07/12 (Wed) 10:39:39




論の戦の後でも、名に関する合意が出来ない奴らの性欲は、

字や名の略奪のみ継続するのである。言を盗み意味を改竄し、

作者の中身のない肩書きを、実在の神々で埋めたがるのだ。

しかし、盗んだ文字には、同じ霊力は付いて来ないのである。

作家には、小説の中の自作自演以外の論争が出来ないのだし、

恋らしさも演出出来ない。濃密な恋らしい濃密さを書けない。

本人らしさは、他人が買う事も出来ぬ、無駄な個性であるが、

個性であれ虚像であれ文字であれ、人は印を売り買い、盗む。

近年は雑魚を煽てる雑魚の自己正当化を試みる文化芸術のみ、

大流行であるが、中身や風格などないのである。当然ながら、

今より歌声に情感が籠っていた時代にも、虚像を売り、偽の、

作られた私生活を見せる行為は、商業的に必要とされていた。

愚かな現代人に親しみを感じさせるため、偽の私生活を売り、

儲けたがる者は、現実の己自身に不満である。弁慶は既に、

気高く生きたが、衣川の立ち往生では報われなかったのだ。







未校正 

続く・・・

E&J詩)『瑠璃色の銀河』©布置将臣 - 布置(ジェス Leony!EPのHiwahiwa)

2017/07/12 (Wed) 22:30:13


今も弁慶を苛むのは、歴史書では事実と信じられている、

殿と周りの者達の関係描写だ。それでエルヴィスの方は、

己が虚像の中、胡乱な女達を強調する歴史も必要だった。

世が記す事は、利権と売名用の嘘ばかりと言いたい訳だ。

弁慶が最後示した行為が、秘めた情も歴史に記されない。

一方の義経にも、弁慶のため己を犠牲にした形跡が今は、

残ってない。弁慶や、鞍馬の天狗が義経に命を捧げても、

殿が、その熱意に対し、どう答えたか残っていないのだ。

通常の情死は宜しくないが、まともな戦も出来ぬ敵側が、

皆で襲って来た時の情死も天に許されたろう。ただ単に、

それを義経が良しとせず、最後の時が分かれたに過ぎぬ。

彼は不満たっぷり「遅れたり先立ったりもするだろうね、

こんな事では。主君ゆえ従と最後を共にする気もないか。

まあ弁慶が案内に行くから、転生の六道辻で待っておれ」

と辞世の詩で皮肉り、詩も、虚実曖昧な記述に残された。






未校正 

続く・・・

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2017/07/13 (Thu) 00:47:02



斬られる勇気も、彼を斬る勇気も、我にはなかった。

愛情ゆえだが、彼の剣への恐怖もある。それに我は、

殿らしい考え方から抜け出せぬ。勿論衣川の後では、

同父母の兄弟に生まれ、頼朝より近い血にもなれた。

義経弁慶が兄弟に転生する約束は、必然だったろう、

同じ血に転生する事は、殿・義経にとって最大の、

温情の示し方だ。だがそれで、主従の恋は来世も、

据え置きだった。我は、汚い頼朝とは違う聖人や、

我に好もしい相手を、血の近い本当の兄弟として、

据えたかったのだ。その願いだけ叶った。けれど、

我らがアルチュールとフレデリックになった頃は、

互いに、心寂しかったのである。理由は知ってた。

だから、もし義経が感傷的な心中願望と無縁でも、

弁慶がそれを、恋の成就と感じそうならそうして、

後は異界に戻れば、余計な者は入れなかったのだ。



魔王僧正にも、人として生きる限り不自由はあり、

他人を知る必要もある。しかし半身の我は空しく、

彼も虚しいのである。多分彼の胸の中に素直に、

飛び込む遮那でなかった事も、切ない。義経は、

あんな時も殿なのだ!弁慶に手柄を立てさせ、

封印していた技を誇らせたかった。男の配慮、

だったとしても、彼は欲しくなかったろう。

大体彼だって、矢面に立ちたくはなかった。

彼の事を我は思っていたが、彼の真価を敵に、

見せびらかしたかった。皆に投げ捨てられる歌、

敵前の舞、そして戦闘力も、全て殿の虚栄心へ、

捧げられていたのである。二人の秘事を外へと、

戦闘芸術に変えて見せる時、我らは想像力で、

禁を破りつつ、実際の禁を犯さずに結ばれた、

歌の中で、詩の中、舞踏の中、切っ先の上で。



弁慶というか鬼一には、何か無欲な処があって、

地位や報酬を、己の自我とする事も良しとせず、

高貴さに満ちている。我にはエルヴィスがあの、

まやかしの業界に己を安売りした理由も実際は、

良く分かってる。より確かな歴史書に載る事が、

彼の目的だし、名を売る必要もあった。世界で、

最高の白拍子だ。彼は、愛される男の徴になり、

真珠湾の件で、衣川の事を責める立場になれた。

―ジェス不在の時代の半ば共作染みた個性だが、

弁慶は、殿の恋に相応しい、光る存在にもなり、

周囲の女達の命掛けと純粋さだけ巧妙に否定し、

義経像を否定し、自らを安堵させたのである。

子は実際無事だったのか。我には分からぬが、

"ぐだぐだ"我が考えねばならぬ訳は、実際の、

兄ゆえ。小説の禁忌は愛もこんな躊躇わない。



    
未校正 

続く・・・

E&J詩)『瑠璃色の銀河』©布置将臣 - 布置(ジェス Leony!EPのHiwahiwa)

2017/07/13 (Thu) 21:19:39



我を知る彼は「鬼一は、妹背の背だ」と囁く。

「そう」名は何だっていい。分かっている事、

それは、牛若丸だの遮那王だのは本来ならば、

世には知られず、鬼一法眼の名のみ公的で、

責任ある立場に居たという事。もし遮那が、

世の義経にならねば、遮那の名も知られず、

寺から期待された稚児に過ぎなかった。

鬼一には大切な一人の遮那は、何より、

己の剣の性を奪われる事を拒んだのだ。

だから鬼一は遮那のため、公の立場も捨て、

殿しか知らぬ弁慶に名と装いを変えたのだ。

二人で私的に愛し合えたら、彼だけが無名の、

隠れた弁慶でも良かったのだろう。だが我は、

彼と遮那の異界に戻る当時の機会を見送り、

弁慶と主の名を上げる事しか出来なかった。



相棒の死は、敵前で見世物にされてしまい、

最後は弁慶も中途半端に公的な男になった。

だから今では、我らも社会とか歴史の中で、

面目を保っていられるのである。勿論、

殿の情など、世の人も知りはしないが。

己が心より外面ばかりの立場なのである。

こういう殿だし、弁慶も殿より世間の方に、

秘めたる愛を"聞かせよう"とし続けるのだ。

真実の人生などエルヴィスはどうでも良くて、

世に見せる虚像で生の歴史を変える事だけを、

考えているのだ!義経の辞世の句ともされる、

あの約束の詩は(弁慶を矢面に立たせた時)、

弁慶からの心中の誘いを断った後に、何か、

大人の詭弁で甘ったるい言い訳をしている、

妙な欺瞞にも、秘めた愛の詩にも聞こえる。



彼は、殿に多く望む心は抑えて、今後の、

未来の二人に、願いを託そうとしたのだ。

そして、仏蘭西のアルチュールは詩の中で、

二人の愛の花の名を知る計画だけを記した。

あの大英博物館の展覧会、イルミナスィオン、

バッカス祭の卑猥な絵。何故か義経と弁慶が、

交合している春画も、今や大英博物館には、

飾られている。それは義経を描いた画でなく、

役の男女だと学芸員は言うが、女役の義経の、

巨根が何であるのか、人は説明出来ぬ。まあ、

殿の刀を奪えばいいのだろう?絵の中の弁慶が。



時計が午後二時二十二分になる。銀河は進む。





    
未校正 

続く・・・

E&J詩)『瑠璃色の銀河』©布置将臣 - 布置(ジェス Leony!EPのHiwahiwa)

2017/07/14 (Fri) 10:57:24



時計が午後二時二十二分になる。銀河は進む。



午後十時だ。



二十二時四十四分。



この間触れていた護法は離れ「お主が絵だ。

詩の兄だけ知った姿さ、魔王の傑作なのだよ。

アルチュールの言う先祖の"絵と花"だ。人々の、

騙る花とは異なる。兄はお主の体の奥底も知る」

と言った。我は「触れると心地良く、傍に居れば、

頼もしく、知的で、霊力を持ち、美々しく清らか、

母のように優しく、父のように強く、兄のような、

護法善神の魔王尊よ。遮那には女めいた性質すら、

殆どないが、鬼一の愛のため他より女に見える。

我を真似る男女には、良い意味での母性はなく、

必死で盗む。世に聞こえる言に意味はないのだ」

と言う。彼は「告げよ、意味なら弁慶に分かる。

まともな戦では殿も常勝、弁慶は最強の忠僕だ。

衣川以降の弁慶は既に、半ば公的な名になった。

ゆえに公でも恋の名だと語って欲しい」と言う。



我は彼を見て「弁慶よ、勿論我は常に愛するよ、

お前を。でもね、欲しがるだけの情が恋だろう。

好きなら男の魅力を認めている、という事には、

なるだろう。人の恋とは、欲しいものを欲しい、

と言えるだけの事なのだよね。遮那が鬼一に、

尽くさせた事を考えると、もっと損得抜きで、

利益の少ない、ごく無駄な情も必要だと思う。

鬼一の想いは実際片思いではなく、遮那とも、

相思相愛だが、真意が分かり難かった時代は、

特に鬼一の生の犠牲が多かった。遮那が愛を、

幸福になるために求めるなら、お前に対する、

愛情表現にならない。愛を告げて愛される事、

これが目的で、愛を歌うならば卑怯だろうね」

と我は言った。彼は「世と異なる類の勇気が、

真の恋歌だ。安心して歌い給え」と笑った。



E&J詩)『瑠璃色の銀河』©布置将臣 - 布置(ジェス Leony!EPのHiwahiwa)

2017/07/14 (Fri) 16:57:09



確かに弁慶の歌なら勇気なのだ。だが、

エルヴィスの詞は、彼が嫌った連中への、

迎合の歌である。彼の私生活が最悪なのは、

弁慶が見た"義経"に対する不満の表れだろう。

踊り子以外どれも三流以下で無芸な屑ばかり、

だが全員結局は、人の金と名と虚栄心で膨れ、

偽装の関係で寄生する、悪魔教の連中である。

その中で生きた彼も、やはり嘘付きなのだし、

魂を売ったも同然だ。組織を利用したら彼の、

自業自得だが、エルヴィスは儲ける程不幸で、

貪欲な男女も歌の文字を悪用する。それ程に、

汚らしい嘘の世で、男が魂の伴侶を求めたり、

不壊を求む永遠が、詩歌で救い出せるか?



今の日本の歌手に歌える女はいないのだが、

そんな事も分からず、女達は字を盗み見る。

今の日本は、時らしい重みのある文がない。



(蝉達がマルセイエーズを歌ってる)脚の、

付け根が痛い。誰かが奪ったのだ。此処で、

痛みを癒せるとは思えないが、名称だけ、

『無原罪の御宿り』と称す処だ、面白い。

そう心動かそうともしてみるが、心身が、

動かぬ。それに暑いのだ。ヴィーを探す、

だが居ない。妹は死んでしまった。他の、

大勢の妹は、不具者アルチュールを構って、

幼子に戻そうとする。そう思った瞬間何かの、

香が馨り、異教時代の己の心が蘇った。もう、

片足で欄干に乗って戦う事も出来ぬが、あれは、

出奔だったのだ。我が師だ、家出した愛弟子を、

追って来た―(彼の綽名はザンジバルだった)

と感じて見ると、筋肉隆々たる奇妙な大男が、

戦士のように精悍な表情で、我の側に立った。



そして「お主は魂の伴侶を忘れてしまったか!」

と我を詰った。「誰」「今は師ではなく兄だよ」

「フレデリック?彼とは違うよ」「お主も多分、

転生という概念を知っているだろう?所謂天狗は、

力や知恵を持ったままでは転生出来ない。お主に、

全て与えたのだ。脚の事は気の毒だった」と言う。

「奪ったのか」「お主が、女を見繕って家を持つ、

などと申すからだ。それに妹の事も気の毒だった」

「まさか」「アルチュールが、あのヴィーという、

妹に情を掛けたからだ。お主こそは我が恋しい妹で、

この鬼一こそ、お主の兄だ。だが何も意識せずとも、

この愛のままでは再び、殿の家族を滅ぼす魔王の、

心の暴走も抑えられない。未熟な兄には修行が必要、

ゆえに卑しい女達の事も学び、暫く人として生きる。

その後で、真の天使を愛せるだろう」と彼は言う。



我は「お前は我が詩の中の放浪者の兄で、また、

魔神や精霊であり、悪魔博士であるな!今も、

王子と魔神は、共に死す事が出来ないのか」

と尋ねた。彼は「もっと先の事になるな。

お主は再び日本に転生する。それが最後、

後は一緒に変わらず愛し合える異界へ、

戻るとしよう。そこで天使達の性愛は、

禁忌ではないのだから」と言って少し、

接吻すると、「一陽来復」と我に囁く。

「何だって?」「冬頃には其方の傷が、

癒されるという意味だ」と告げ、烏の、

美しい羽根を広げ、ぱっと飛び去った。

我は高貴な彼を愛していた。彼の熱情が、

永遠不変の恐ろしい絆であっても。我は、

魔王を追おうと、立ち上がって転倒した。



今日の今は、まだ午後四時二十二分である。



E&J詩)『瑠璃色の銀河』©布置将臣 - 布置(ジェス Leony!EPのHiwahiwa)

2017/07/15 (Sat) 20:56:57

静寂の中で、エルヴィスが一人で呟き出す。

「遮那王が弟アルチュールだったんだから、

死産のジェスが、再び日本に転生したんだ。

鬼一の名を捨てた弁慶とは、フレデリック、

転生体のエルヴィス、俺だ。そう俺の事を、

君は知ってる!片脚を俺が奪うよりも先に、

君は二人の永遠を知っていた。後の人生を、

俺のために一回、君は無駄にしたがったね、

そうだろう?弁慶が、最後を無駄に終えて、

上手く言えぬ秘め事へと命を捧げたように!

君の秘めた誠意も、靴箱の柩になっていた。

弁慶が最後に殿に感じた猜疑心を取り払う、

そのための死だった、でも我らは不死だし、

転生もしている。『猜疑心』の歌の片脚は、

愛という罠に嵌った。互いに抜け出せない」



彼は我を助け起こし、それから再び彼の脚の、

付け根にある痕を見せた。ダイヤ形のように、

角が十字方向になった正方形と三日月の痣だ。

我が「その聖痕の告白したい処が分かったよ。

それは我の属する場所でもある。鬼一だけを、

我は知るだろう、昔も知っている」と言った。

彼は「俺達の傷は俺達二人だけのもの。もう、

離さぬよ。仏語詩の"一輪の花の名"の計画の、

花が生きる処は、戻橋の永遠の館の中庭だ。

今では俺の傷であり、舘の鍵だ。この傷口を、

完全に癒せるのは片割れの愛と、真の言葉だ」

と言った。戻橋の塗籠の室にせよ中庭にせよ、

双子が共有した胎なのだ。二人の愛のみ在り、

外の者は誰も居らず、政治も商売も、金もなく、

環境も殆ど何もない。詩だけが銀河を作るのだ。



アルチュールの『福音書に反する散文』を読めば、

ベトザタ池の伝説で"詩人"が享年を予言した事や、

片足を失うであろう事が不死者の芝居という事も、

分かるようになっている。我が石版の天使の姿は、

その詩にも描かれている。通常の物乞い達なら、

多分、実際の施しものだけ求めて不具者を装い、

また、その欠損した体を、売りにして見せる。

だが、我が欲しかったのは、彼からの信用だ。

無駄にしたようでも、無駄にしきれないのだ。

弁慶がキリストのような顔をして、我の水面を、

じっと見ている。彼だって、見返りを何も求めぬ、

とは言えぬ訳だ!そう互いに、これだけ多くの事を、

無駄にしたのだから、褒美を得ても良いではないか?

と我は思う。慈愛とも異なる偏愛であるが、我らの、

二人だけの宙は、不滅の恋も慈愛も見失う事がない。










    
未校正 

続く・・・

E&J詩)『瑠璃色の銀河』©布置将臣 - 布置(ジェス Leony!EPのHiwahiwa)

2017/07/16 (Sun) 23:54:58



今は零時である。つまり現在の時刻は0時00分。

二千十七年 七月十六日  『瑠璃色銀河』




すっかり蒼褪め、真の想いを告げ損なった風で、

銀河の水は、ただ滔々と、その身の内に流れる。

心の臓が高く歌う。懐かしい憲海鬼一の笑顔!

寺から禁じられていた、七曜日の再開を祝して、

固く抱擁し合うと、再び君の内で高鳴る滔々が、

"お主の奥州住まいは許さぬぞ!"と、迫り上る。

ああそう、此処の水なら河であれ渦巻きだから、

通り過ぎるべき詩も、捨てて行く訳にゆかない。

ほらまた、君の内を巡り出す。碧洋の歌は轟き、

海の飛沫が、遮那の日を輪で捕まえる。(ねえ、

丸い虹が出たね?弁慶の輪宝、ミロクの如意輪、

一字金輪だ。君の抱擁が強すぎて今も動けない)

弁慶の家の鶏が鳴き、エルヴィスのサンの音盤は、

闘う鶏を馴らし、五線譜もロックの日輪を虹に変える。

熊野と鞍馬の鬼門石と、蘇生の橋。半円は、残りと出逢う。



未校正
続く・・・

E&J詩)『瑠璃色の銀河』©布置将臣 - 布置(ジェス Leony!EPのHiwahiwa)

2017/07/17 (Mon) 10:53:02

後の世も更に後の世も、名は幾重にも意味を取り戻せるよ。

弁慶が鬼一の姿を取り戻せば、放浪者の兄やエルヴィスも、

取戻された心で更にそう感じる。円を完成させた君なら、

答えも見付け出せるのさ。一息に駆け抜けた時空の橋よ!

其方は、日に混じる海の如き一輪なのだ。戻らずとも、

戻れぬと思っていても、環の上の永遠に行き着く詩さ。

だが戻橋の舘の四角い回廊を、どこまでもと辿っても、

六角堂の柳に、隠形の男の袈裟の下の事など尋ねても、

烏の三本足に残る聖痕は、宝珠の事など教えないのだ。

熊野の十種神宝、死に返しの逆さ宝珠は、ひとふたみよ、

いつむゆななやここのたりとう、ももちよろず。ふるえ、

ゆらゆらとふるえ。一二三、五六七、六六六。輪を作れ、

六角堂と六道辻よ、戻り橋の逆しまの宝よ。死の鳥達に、

生の鳥達も。七夕の恋の糸は、魔王の火水の雫(蛍光し、

永久に上陸する)、蘇りの熊野の玉は、貴船と鞍馬の恋蛍。





未校正
続く・・・

E&J詩)『瑠璃色の銀河』©布置将臣 - 布置(ジェス Leony!EPのHiwahiwa)

2017/07/17 (Mon) 20:21:48



堅物らしいエルヴィスの顔が、我へと雲で説明を済ます。

指を揃えた二を出しつつ、一に見せる。金胎は不二さ。

弁慶石が欲する六角の、柳の枝が二本で軸を指す時は、

十の雲梯も、彼の用いる樹を荘厳する。全てが太陽に、

溶け入ろうとして移動する。曼荼羅の向上門を通って、

昇った龍は再び、日輪の向下門から降り、肉身へ到る。

瀧水のように、地を目指せ!と、鬼一が荒々しい声で、

遮那を呼ぶから、愛の深みまで心の奥が引き込まれる。

我も、激情の声を聞いている。今になって声は彼の声、

王の情となった。移り気な心も、一途な堅物へと変え、

堅物の男を、荒々しい魔王へと戻す情。天地、唸れよ。

時計の中の、虹の龍が渦を巻いている!禁忌の恋すら、

幸に変え、対立する色も結ぶ虹は、決戦の橋でもある。

壇ノ浦の舳を飛べば、弁慶が自らの女を見付けて誰何し、

片足を我は踏み外す!出雲の鰐淵で彼は時を待っていた。



色々な名を用いて待つ君が、運命を得たと信じた瞬間に、

大切な確証を、見知らぬ民へと譲る事は止めよう。時は、

ゆっくり一つの究極に到り、初めを迎える。四角い庭で、

不滅の火を焚く不死の君だ。慶の一字を得る前の弁慶は、

憲の一字に秘められているね?憲とは厳しく心身を律し、

約束を守る鍵らしい。憲海鬼一も、烏の誓いを隠せぬか。

遮那の慶びが彼の慶びとなる夜、互いの仕草は甘くなり、

常なら言えぬ心地を明かす。火が、ゆっくりと巡り出し、

陶然と見惚れる二人の、面を照らし出す。唇が触れ合い、

言葉を探り合う。夜の水?いや、透明な銀河の渦潮さ。

魔王の情の大海は、半身の太陽の芯まで注ぎ込もうぞ!

庭から四方を眺めつつ一周すれば、鐘楼が十二時を告ぐ。

我らは車と配下を失い、純愛で世俗の名誉を犠牲にするが、

奥州の瑠璃は、迦陵頻伽より美しい天使を取り戻す、御覧よ。

難所を潜った片割れは、ぴったり永久に合う慶びを得るのさ!



世間の伴奏も付かない、本当の恋の歌だ。一緒に行けるよ。

二千十七年、七月十七日、この奇妙な海の日!

十七時の、四十四分……四十七分だ。







未校正
続く・・・

E&J詩)『瑠璃色の銀河』©布置将臣 - 布置(ジェス Leony!EPのHiwahiwa)

2017/07/19 (Wed) 12:18:02



十八日、零時一分。突然の豪雨



(寝息を立てる姿を見てから、愛を囁こう。

寝ずの見張りの番が、そうしていたように)



    『瑠璃色をした銀河』

長い長い接吻の後では、空の色が違ってる。

でも本当は、空色じゃない。君の光背の色だ、

それが輝く蜜で、宇宙も蕩かしてしまったのさ。

遮那の陽へと憲海が混じれば、虹の一色も分かる。

夜の天使だが、恋の御相手も出来る。香を焚いて、

半刻づつ時を当てる勘も、教え通り身に付けたが、

門限を忘れ我が君に添えば、脱いだ袈裟は馨る。

透ける土耳古の青へと、金剛の星々を浮かべ、

我の半身は誰?と甘えて見せる。護法は暫し、

理知で堪えて、我が背負った異界を見やる。

その瞳に瑠璃色が染みてゆき、君は唐突に、

押さえ切れない音楽を、自ら手繰り寄せる。

"静かな銀河なんて切ない。こうしていよう"

長く長く抱擁する龍の体だ。嫌な事は忘れ、

続く鼓動だけで語るが良い。沈黙と饒舌は、

仕草があれば表裏一体だが、赤の他人なら、

一体という訳じゃない。勿論君とは合うよ。

我は、口を吸われた後の唇の様子を見せず、

深く自らの歯で嚙み込んで、色味を隠した。

君は、その事に気付く。楽しんでいる貌で、

そのくせ、もっと本心が知りたくて揺れる。

細波をば寄せ返す。遮那も辛いが、鬼一は、

動き続ける。軽く、哀願するような息の中、

我を知った相棒など、許し難い堅物なのだ。

俄かに難所が弱くなる。強引な天狗の王に、

幾度も教わった作法で身を任せ出す。今は、

もっと、我の魔王を自惚れさせたいのだ。

他の連中が別人ばかり難物だと偽っても、

本来の君には、釣り合わぬ虚像だもの。

魂の片割れだけ欲しくて溜まらぬ王者の、

愛しい臓腑の野望も、我ならば知ってる。

虹から降りた龍雲が、太陽の珠を口に咥え、

遮那を奪回した夜の日の慶びを、悠然と舞う。

君であるエルヴィスと、ジェスの転生の体で、

今の生の星図が重なりゆく。我らは幾度も、

未知の一夜へと、常に引き戻されてゆく。

遠い金剛の光を追う僧兵は夜を徹して、

火を見せつける。毘盧遮那や大日すら、

そんな銀河の煌きなのだ。互いの瞳は、

元の時代を忘れて、宝石の深みへと浸り、

深淵に眩まされる。昼間の蜜も飲み干そう。





七月十九日 (未校正)  了

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



E&J詩)『瑠璃色の銀河』©布置将臣 - 布置(ジェス Leony!EPのHiwahiwa)

2017/07/20 (Thu) 00:10:15



まだ校正してないけど

これ今回はエルたちの感想文つくから

他のつらなりで出す

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